読み方 |
寝に倦 ( う ) みて残更を数う。孤灯暗又明なり。竹梢余雨重く、時に復 ( また ) 檐 ( のき ) を払うに驚く。
―
元 ![]() |
通釈 | 眠り足って目を覚まし、夜明けまでの時間を数えてみる。ただ一つのともしびが、油の少なくなったせいか、暗くなったり明るくなったりする。雨上がりのこととて、竹のこずえはしっとりと重く、時々竹がのきにふれる音に驚かされる。
|
語釈 | 元
![]() |
【講評】 結構・線質ともに一頭地を抜いた作品です。