読み方 |
「
盛年重ねて来たらず。一日再び晨 ( あした ) なり難し。時に及んで当 ( まさ ) に勉励すべし。歳月は人を待たず。
―
陶潜作、勧学の詩
― 」 |
通釈 | 盛んな若い時代は二度とやって来ない。一日のうちに二度、朝は訪れない。だからよい時期を失わずに、つとめはげむべきである。年月は人間を待っていてはくれないのだ。 |
語釈 | 陶潜 (365〜427 字は淵明。中国東晋末の詩人・役人 ) 勧学 ( 学問をすすめはげますこと ) 盛年 ( 若く元気盛んな時 ) 晨 ( 朝。夜明け ) 及時 ( しかるべき時に。機会をのがすことなく ) 勉励 ( つとめはげむこと。充実した人生を送ること )
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【講評】 気力の充実した申し分の無い首席作品です。