読み方 金鈿 ( でん ) 已 ( すで ) に照耀 ( よう ) するも、白日未 ( いま ) だ蹉 ( さ ) ( だ ) たらず。
黄昏 ( こん ) の後を待ちて、嬌 ( きょう ) を含みて浅い河を渡らんと欲 ( ほっ ) す。
                                 ―劉 ( りゅう ) 孝儀作、織女を詠ず―
通釈 黄金のかんざしはもう輝いているが、太陽はまだ傾かない。
日が暮れるのを待って、ほお笑みを浮かべて、天の川を渡りましょう。
語釈
劉孝儀 (484-550 。中国梁代の詩人 ) 織女 ( はた織り娘。ここでは七夕の織女星をさす )
金鈿 ( 黄金のかんざし。織女星が日の暮れる前に輝きだしたことをいう )
( 太陽が傾くことを形容する ) 黄昏 ( 夕暮れ。たそがれ ) 浅河 ( 天の川をさす )

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