読み方 |
「
南のかた杜陵 ( とりょう ) の上に登り、北のかた五陵の間を望む。秋水落日明らかに、流光遠山滅す。
―
李白作、杜陵絶句
― 」 |
通釈 | 長安の南の杜陵の上に登って、北の方にならんでいる五つの陵のあたりを見わたした。秋の川の水に落日はあかあかと照りはえ、やがて流れる光とともに遠い山の姿も消えてしまう。 |
語釈 | 李白 (701〜762 中国盛唐の大詩人 ) 杜陵 ( 長安の南にあり、漢の皇帝のみささぎである。 ) 五陵 ( 長安の北にある五つの陵で、いずれも漢代の帝王のみささぎである )
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【講評】 不断の努力が物を言った見事な作品です。