「 王羲之 十七帖 」




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十七日先書。司馬未去。即日得足下書為慰。先書以具示。復數字 。

 

先の十七日にお便りを差し上げました。司馬がまだ行かぬうちに、

その日に足下よりご返事を戴き、まことに安心しました。

詳しい用件は先の手紙に書きましたので、今日はただ一言のみにて失礼します。

 

王羲之の尺牘 ( 手紙 ) である。草書の典型といわれる王羲之の草書は、

この十七帖によって面目をうかがうことができるといわれている。