夕陽時、太湖に小舟を浮べて気ままに過ごしていたが、
靄のたちこめた水面は方々もの悲しげであった。
人生の浮沈は舟と同じであり、それは昔から起こって
いることである。いったい誰とともに時代と関係なく
東へと流れてゆく河に尋ねればよいのだろうか。