新翠衣に滴る径に沿うの竹、
幽香歩に随う 籬 ( かき ) を 遶 ( めぐ ) るの花。
新しいみどりが衣に流れるのは竹のこみちを通るからである。
なんとなき香りが歩むに連れて感じられるのは花ある垣根に沿うからである。