「 王守仁詩 芙蓉洞 」




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厳下雲萬重 洞口桃千樹

終歳人の来る無く 唯だ許す山僧の住するを

芙蓉洞の大きな岩の下には 雲が幾重にも重なっており、

洞穴の入口のあたりには、桃が林をなしている。そして

年中 俗人がやって来ることもなく、ただ山僧だけが許さ

れて住んでいる。