「 良寛詩 秋中作 」




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歳晩一庵を 仮 ( か ) る。庵は荒村の 陲 ( ほとり ) に在り

蕭々 ( しょうしょう ) たる寒雨の 裡 ( うち ) 落葉空階を 埋 ( うず ) む

無心に 唄 ( ばい ) 葉 ( よう ) を 理 ( おさ ) め 時ありて我が詩を

吟 ( ぎん ) ず 偶 ( たまたま ) 牧童の来るあり 我を伴ひて

村斎に赴く