「 藤村詩抄より 千曲川旅情 」




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千曲川旅情の歌


小諸なる古城のほとり雲白く 遊子(ゆうし)悲しむ

緑なす (はこべ) は萌えず 若草も藉(し)くによしなし

しろがねの衾(ふすま)の岡邊 日に溶けて淡雪流る