「 風炉先屏風　朗詠和歌抄より 」

大河原萌穂



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朗詠和歌抄より

鶯の声なかりせば雪消えぬ山ざといかで春をしらまし

天の川かはべすゞしきたなばたに扇の風をなほや貸さまし

もみぢせぬときはの山にすむ鹿はおのれなきてや秋をしるらむ