「和歌三首」  小西玲穂



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ゆきてみぬ人もしぬべと春の野の
かたみにつめる若菜なりける

わがせこに見せむと思ひし梅の花
それとも見えず雪の降れゝば

春霞たてるやいづこみよしのの
吉野の山に雪はふりつゝ